プロジェクトの詳細
研究概要
3.1名の低言語性学習困難児を対象として、認知機能検査、眼球運動測定、事象関連電位の各種データから、視覚的認知過程における問題点を総合的に分析・検討した。この対象児は認知機能検査からは、継時的情報処理方略が適切に行われにくく、言語情報の処理に困難を有することが想定された。眼球運動測定からは、文章フォーマットを適切に処理することに困難のあることがうかがわれた。さらに事象関連電位測定からは、パタン知覚に関する初期視覚情報処理過程に問題を有することが想定された。これらのことから、文章読解の問題を生起させている認知過程上の原因を推定した。そして障害を軽減させ得る方法の一つとして、1文字提示法を実験的に検討した。その結果を基に、対象児に適した教材開発の方法について検討した。
ステータス | 終了 |
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有効開始/終了日 | 1997/01/01 → 1999/12/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥3,700,000
キーワード
- 学習障害
- 認知的特性
- 眼球運動
- 事象関連電位
- 認知的援助法
- 言語性学習障害
- 認知特性
- 認知援助法開発
- 言語性タイプ
- 文章刺激
- LEARNING DISABILITIES
- COGNITIVE CHARACTERISTICS
- EYE MOVEMENTS
- EVENT RELATED POTENTIAL
- COGNITIVE AID METHODS