妊娠高血圧腎症におけるIFNとTNFシグナル;T細胞-トロホブラスト相互作用への影響

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

妊娠高血圧腎症(PE)は、病態生理が解明されておらず有効な治療法が無い。PEの発症には、胎盤に対する母体免疫細胞の拒絶反応が関与している可能性がある。胎盤を構成するトロホブラストは、抑制型補助刺激分子を発現し、免疫抑制機能を持つ母体の制御性T細胞(Treg)を誘導する。PE胎盤では、過剰なインターフェロン(IFN)と腫瘍壊死因子(TNF)シグナルによりTregの機能が低下していた。そこで本研究は、1)PE胎盤で過剰IFN・TNFを産生する細胞群、2)過剰IFN・TNF刺激下におけるトロホブラストの機能の変化、3)過剰IFN・INF刺激下でのT細胞とトロホブラストの相互作用の変化の同定をを行う。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2025/04/012028/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000

キーワード

  • 妊娠高血圧腎症
  • T細胞
  • トロホブラスト
  • インターフェロン
  • シングルセル解析