多チャネル音響再生のための拡散音のレンダリングに関する研究

  • 安藤, 彰男 (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

マルチチャネル音響の臨場感には、直接音がもたらすオブジェクト臨場感と、拡散音がもたらすフィールド臨場感があり、高臨場感音響再生では、どちらの臨場感も欠かすことができない。マルチチャネル音響コンテンツを、本来とは異なるチャネル数や異なるスピーカ配置で再生するために、音響レンダリングの手法が用いられる。従来のレンダリング法は、チャネルの方向に基づいて行うものであったため、オブジェクト臨場感はうまく再現できたが、フィールド臨場感を損なうという問題があった。本研究では、フィールド臨場感を最大限維持するため、拡散音に適したレンダリング法の研究開発を行い、主観評価実験により、その性能を評価する。
ステータス終了
有効開始/終了日2019/04/012021/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥3,900,000

キーワード

  • 高臨場感オーディオ
  • フィールド臨場感
  • 主観評価
  • 両耳間相関関数
  • 客観評価指標
  • 音響レンダリング
  • 拡散音
  • 客観評価法
  • マルチチャネル音響
  • レンダリング