問題解決型地球化学の推進-ニオス湖・マヌーン湖ガス抜きの進捗とダム侵食速度の推定

  • 佐竹, 洋 (研究代表者)
  • 日下部, 実 (研究分担者)
  • 大場, 武 (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究概要

本研究期間中に行われたニオス湖とマヌーン湖(カメルーン)の水質調査から、マヌーン湖ではCO_2のガス抜きがほぼ終了に近づきつつあり、ニオス湖ではガス抜き開始前のCO_2量の約70%が残存していることが判明した。ニオス湖ではさらなるガス抜きが必要である。ニオス湖北岸の天然ダムのU-Th-Ra年代は4000年前後であった。この年代測定結果から、ダム侵食速度は15mm/年程度であり、近未来におけるダム崩壊の可能性は低いと判断される。
ステータス終了
有効開始/終了日2007/01/012008/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥13,520,000

キーワード

  • 自然災害
  • 防災
  • 地球化学
  • 流体
  • 国際貢献