プロジェクトの詳細
説明
本研究は、口腔癌の顎骨浸潤の免疫学的機序の解明と新たな治療戦略の開発を目的とし、口腔癌の顎骨浸潤過程における破骨細胞(OC)の分化に着目した。リウマチなどの炎症性疾患においては、破骨細胞の分化過程においては、CD4陽性ヘルパーT細胞(Th)が関与していることが示唆されているが、腫瘍局所におけるTh反応系とOCとの相互作用は未だ不明である。われわれは、マウス口腔癌モデルを用いた解析で、腫瘍内に浸潤しているCD4陽性T細胞のうちで、50%以上がFoxP3陽性のTregであり、さらに、腫瘍内のTregはCTLA-4を強発現し、このCTLA-4を介してOC分化を有意に抑制していることを確認した。
ステータス | 終了 |
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有効開始/終了日 | 2011/04/01 → 2014/03/31 |
フィンガープリント
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