加齢性NAD+レベルの低下による認知機能障害発症メカニズムの解明

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

超高齢社会を迎えた本邦において認知症の予防は重要な課題である。生体に必須な補酵素NAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)は、加齢に伴い低下することが知られている。また、NAD合成の材料であるナイアシンの欠乏症では、認知機能低下が特徴的な症状の一つである。このようにNADレベルの低下と認知機能低下との関連が示唆されているにも関わらず、どのようなメカニズムで認知機能が低下するのかについては、その栄養学的な関連とともに不明なままである。本研究では加齢に伴うNADの低下を模倣したモデル動物を用いることによりNAD代謝の異常による認知症発症メカニズムを明らかにする。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2024/07/312026/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥2,730,000

キーワード

  • NAD
  • 代謝
  • 老化
  • 認知症