円錐台型微細孔付膜フィルタを用いた誘電泳動による細胞の生死分離システムの開発

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

バイオや医療の分野では,生きた細胞だけを選択的に分離する技術が求められている。そこでマイクロ流体デバイスと誘電泳動を用いた生死分離が試みられているが,精度も処理量も不十分で実用的でない。本研究では,新規に電気絶縁性の円錐台型微細孔付の膜フィルタをもつ誘電泳動デバイスを設計製作し,生死の分離精度と処理量の大幅向上を目指す。このデバイスの特徴は,微孔内に不均一電界を形成することで生細胞だけを吸引吐出し高精度で連続的に分離でき,またフィルタ面積を増やすことで容易に大量処理が可能となる。この技術は医療分野,製薬分野,バイオ分野など細胞を用いる関連産業へ広く貢献できる。
ステータス終了
有効開始/終了日2022/04/012025/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥3,770,000

キーワード

  • 誘電泳動
  • 絶縁体
  • トラックエッチドメンブレン
  • 細孔
  • 生死分離
  • 交流電界
  • 微細孔膜フィルタ
  • 細胞