全身炎症モデルにおける多能性前駆細胞の同定および急性・慢性炎症性疾患への応用研究

  • 山本, 誠士 (研究代表者)
  • 服部, 裕一 (研究分担者)
  • 長井, 良憲 (連携研究者)

プロジェクトの詳細

研究概要

敗血症病態において、骨髄から動員される幼若球が、骨髄由来多能性前駆細胞である可能性を検討した。本研究の結果、細胞表面抗原(CD34)の違いにより少なくとも2種類の前駆細胞の存在が考えられた。CD34陰性前駆細胞は早期に肺に動員されるが、CD34陽性の前駆細胞の動員は遅いことが確認された。また、これら2種類では貪食能などに違いがあり、CD34陽性前駆細胞は貪食能が強く、CD34陰性前駆細胞は肺組織に対して保護的に働くと考えられた。
ステータス終了
有効開始/終了日2009/01/012011/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,940,000

キーワード

  • 薬物治療学
  • 組織再生
  • 骨髄由来多能性前駆細胞
  • 再生医療
  • 炎症