侵害受容器特異的活動操作による効果器機能の実証と疼痛制御

  • Taguchi, Toru (研究代表者)
  • YAMANAKA, Akihiro (研究協力者)

プロジェクトの詳細

研究成果の概要

本研究では種々のアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターやプラスミドのエレクトロポレーションによる局所遺伝子改変により、痛みや多彩な生理現象を担う侵害受容器および骨格筋細胞に光活性化分子を導入し、その光遺伝学的活動操作を試みた。筋細胞へのチャネルロドプシン(ChR2)導入は部分的に成功し、微弱ながら青色光照射による筋収縮を誘発できた。しかし、遺伝子導入による細胞損傷が広範囲にみられ、課題を残している。侵害受容器へは様々なプロモータやセロタイプによるAAVベクターを用いて検討を行ったが、ChR2の発現レベルや生理機能を発揮するには至っておらず、実用的なレベルに向けて更なる検討が必要である。
ステータス終了
有効開始/終了日2016/04/012018/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥3,640,000

キーワード

  • 痛み
  • 侵害受容
  • 受容器
  • 効果器
  • 光遺伝学
  • 薬理遺伝学
  • 痛覚過敏
  • 恒常性
  • 侵害受容器