作業員(細胞)の集団運動のメカニズムを明らかにするCortical flowモデル

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

細胞運動の仕組みを知ることは、自然科学的に重要だけでなく、医学的にも重要である。細胞運動の駆動力は周りとの接着力、細胞膜近傍で作られる収縮力、アクチンフィラメントなどの重合による押す力などさまざまであるが、細胞運動のスケールでは慣性力が無視できるため、これらの力は任意の時間で釣り合っている。力が釣り合いを保ちつつ細胞はどのように一方向運動を実現しているのか、特に細胞が隣の細胞と接着してクラスターを作ったまま何故移動できるのかは明らかにされていない。本研究では細胞膜上での力の釣り合いに注目し、力学の視点から細胞の作る力によって細胞は単体のみならずクラスターの場合でも移動するかを検証する。
ステータス終了
有効開始/終了日2023/04/012025/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥7,800,000

キーワード

  • 細胞の集団運動
  • 力学モデル
  • 方向依存的な収縮力
  • cortical flow
  • 力の釣り合い
  • force balance
  • 細胞移動
  • 細胞集団移動
  • 細胞の回転運動
  • 細胞クラスターの移動