プロジェクトの詳細
研究開始時の研究の概要
赤外ATR法による非侵襲血糖値測定では,表面から数ミクロンの深さにおける組織液の吸光度から血糖値を推定する.申請者のこれまでの研究によって,組織液中のグルコース由来の吸収により,血糖値推定が可能であることが明らかになっている.これに加えて,誤差要因となるグルコース以外の代謝物の分子の吸収を監視することでシステムの高精度化ができる.本研究では,組織液中の複数の代謝物による光吸収を,数個の単一波長レーザを用いて短時間で高精度に計測が行えるシステムの構築を行い,非侵襲血糖推定システムの実用化に資する計測システムの構築と実証を行う.
ステータス | アクティブ |
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有効開始/終了日 | 2025/04/01 → 2028/03/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000
キーワード
- 中赤外分光
- 血糖値測定
- 量子カスケードレーザ
- 減衰全反射分光法