プロジェクトの詳細
研究成果の概要
本研究では、鳥類に得意な多精受精成立に関わる分子機構の詳細を解明し、それより得られた情報をもとに確立した卵子活性化法と体外培養法を駆使して、顕微授精法によるウズラ雛の孵化育成に世界で初めて成功した。さらにウズラ卵へ卵子活性化処理と同時にニワトリ由来の胚盤葉細胞または皮膚細胞核移植することによって、ドナー細胞由来の体細胞クローン胚の作出にも成功を収めた。本技術は、ゲノム改変家禽の作出や近縁種を介した絶滅危惧鳥種の救済に有効な手段になると考えられる。
ステータス | 終了 |
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有効開始/終了日 | 2014/04/01 → 2016/03/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥3,900,000
キーワード
- 体細胞クローン家禽
- 雌性核
- 胚盤葉細胞
- 皮膚細胞
- 筋原細胞
- 近縁種
- 顕微授精法
- 卵子活性化
- 体細胞クローン動物
- ウズラ
- 卵割球細胞
- 鳥類卵
- クローン胚
- 胚発生
- 卵賦活化
- フォスフォリパーゼCzeta
- アコニット酸ヒドラターゼ
- クエン酸合成酵素