人工頭脳による神経ネットワーク解析を基盤とする次世代型麻酔深度モニター開発

  • 廣田, 弘毅 (研究代表者)
  • 佐々木, 利佳 (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

現在臨床で汎用されている麻酔深度モニターは,過去数秒~数分の脳波スペクトル分析を集積して解析するためタイムラグが生じ,正確な入眠や覚醒時期,想定外の体動や浅麻酔(術中覚醒)を予想できない欠点がある.本研究では第一に全身麻酔薬による神経ネットワークの断片化を人工知能(AI)でリアルタイムに視覚化・定量化し,ネットワーク断片化が高感度に麻酔効果を示すことを基礎的に明らかにする.本研究により得られたアルゴリズムを使い,透明性や改良性に富んだオープンソース型麻酔深度モニターを開発し,麻酔科学および未来医学の発展に貢献することを最終目的とする.
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2023/04/012026/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000

キーワード

  • 神経ネットワーク
  • 相互相関係数
  • 断片化
  • 全身麻酔薬
  • 嗅内皮質
  • ラット
  • 人工頭脳
  • 麻酔深度モニター
  • 脳スライス