プロジェクトの詳細
研究成果の概要
本研究はインターネット調査を用いて,情報通信技術(ICT)を用いた交際相手への暴力(IPV)の日本における実態および対面でのIPVとの関連を検討することが目的であった。結果,ICTを用いたIPV行為のうち言動監視が最も行われやすいこと,その影響や対処の仕方は人によって大きく異なることが明らかとなった。また,ICTを用いたIPV,対面でのIPVともに被害経験のある人が交際相手との関係においてより被統制感を感じていること,自己愛が関係不安や被害的な思い込みが高まることによってICTを用いたIPV加害行為の一部を高めることが明らかとなった。
ステータス | 終了 |
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有効開始/終了日 | 2012/04/01 → 2015/03/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥2,600,000
キーワード
- 交際相手からの暴力
- 情報通信技術
- インターネット
- 自己愛
- 排他性
- 被統制感
- 暴力許容度