プロジェクトの詳細
説明
Outline of Research at the Start
糸状体と酵母体に形態変化するMucor属接合菌(二形成真菌)は、重要な酵素や様々な物質生産に優れた微生物である。本研究では、本菌株の酵母細胞状態を安定的に維持して生産性を高め、かつ二形成能(糸状体と酵母体)を利用して連続的に発酵・分離を制御する、高効率の連続培養プロセス構築を目的とする。そのため、オミクス解析(細胞内や構成分子を網羅的に比較し、形態変化誘導因子を同定する解析法)により、環境変化に左右されず安定的に酵母化できる条件(抗真菌剤等の薬剤添加や培養環境の制御)を決定する。次にその条件を生かし、物質生産を損なわずに酵母化因子を制御できる連続培養プロセスを構築する。
ステータス | 終了 |
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有効開始/終了日 | 2023/04/01 → 2025/03/31 |