主観的心拍数の運動処方への応用の可否に関する研究

  • 山地, 啓司 (研究代表者)
  • 金子, 龍一 (研究分担者)
  • 老月, 敏彦 (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究概要

被検者20名は心拍モニタ-を用いてperceive HRを実際の心拍数(ECG HR)に近ずけるトレ-ニングを10週間行った。そのトレ-ニング前後にperceived HRとECG HR,Indicated HRとECG HRとの関係を測定した。その結果、小学生(12歳)においてのみperceived HRトレ-ニング後のperceived HRーECG HR,indicated HRーECG HRの関係に改善が認められた。これは,12歳児ではトレ-ニング前のperceived HRーECG HR,indicated HRーECG HR間の誤差が大きかったことによる。perceived HRトレ-ニングを行っても実際のHRに近ずけるには限界があり,その限界の誤差は±10拍/分内に存在すると結論づけられよう。したがって,perceived HRトレ-ニングを実施することによって,学校教育の場でもperceived HRを応用することが可能と考えられる。その際,RPEの併用によって,perceived HRの精度を高めることが可能と推察される。
ステータス終了
有効開始/終了日1991/01/011991/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥1,700,000

キーワード

  • トレッドミルランニング
  • Perceived HR
  • ECG HR
  • Indicated HR
  • RPE