中赤外ATR法による非侵襲血糖値測定の精度向上のための組織液代謝の影響の解明

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

中赤外レーザを用いた非侵襲な血糖値測定システムの開発を目指し,測定システムの精度向上を目的とする.測定対象となる体表面近傍の組織液中には,血糖の主成分であるグルコースと,それ以外の分子が含まれており,その組成と血糖値の関係は代謝に依存することから,推定誤差の要因を解析することは困難である.申請者のこれまでの研究によって,組織液中のグルコース由来の吸収波数を指標にすることにより,血糖値推定が可能であることが明らかになっている.本研究では,組織液中のグルコースと,それ以外の分子の挙動に着目して,推定誤差の要因を解明し,高精度な非侵襲血糖値測定システムの開発に資する指導原理を確立する.
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2024/07/312026/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥2,730,000

キーワード

  • 中赤外分光
  • 血糖値測定
  • 量子カスケードレーザ
  • 減衰全反射分光法