中学生のメンタルヘルスマネージメントのための唾液バイオマーカーの探索

  • 山口, 昌樹 (研究代表者)
  • TAKEDA, Kazunori (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究概要

中学生のメンタルヘルスマネージメントの管理に利用可能な唾液バイオマーカーの探索を行うことを目的として,心身ストレス検査,唾液バイオマーカーの探索,心理教育の改善を行った。中学一年生70名を対象にし,唾液バイオマーカーを3週間にわたって経時的に検査したところ,生徒の心理的状態が唾液アミラーゼ(sAA)に反映されることが示された。心身ストレス検査をもとに唾液から分析可能なストレスマーカーを探索し,交感神経指標であるsAA,内分泌指標であるコルチゾール(sCORT),免疫指標である免疫グロブリン(sIgA)の3つに特定した。心身ストレス検査結果の重回帰分析をもとに,唾液ストレスマーカーを用いれば,不登校児童が重篤な精神状態に陥る前にスクリーニングできる可能性があることを示した。
ステータス終了
有効開始/終了日2007/01/012009/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000

キーワード

  • バイオマーカー
  • モニタリング
  • 唾液
  • 児童生徒
  • ストレス
  • 情動
  • 交感神経
  • センサ