プロジェクトの詳細
研究概要
まず,ウシガエルにおいては,成体および幼生のどちらの粗抽出物においても2つの分画に強い免疫反応が認められた。SDS-PAGEの結果からそれらの分子量は約3,500と13,000と推定された。前者はカルシトニン,後者はプロホルモンと思われる。又,イモリにおいても分子量3,500の付近にカルシトニンと思われるバンドが得られた。しかしながら,結果として,ウシガエルとイモリにおいてこれ以降,仕事が進む為にはサンプルの量が不足しており,アミノ酸の配列と決定するには至らなかった。当研究室で行った魚類の場合と比較して,ラットバイオアセイの結果から十分量以上の鰓後腺を集めたはずである。従って,ウシガエルやイモリのカルシトニンはこれまで知られているカルシトニンよりもはるかに強力な血清Ca恒度低下作用をもっている可能性がある。
ステータス | 終了 |
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有効開始/終了日 | 1990/01/01 → 1992/12/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥6,900,000
キーワード
- ウシガエルのホルモン
- イモリのホルモン
- 鰓後腺のカルシトニン
- 低Ca血作用
- カルシトニンの純化
- ウシガエル
- 鰓後腺の培養
- カルシトニンの放出
- 培養条件
- Amphibian calcitonin
- Rat-bioassay
- Newt histone