プロジェクトの詳細
研究成果の概要
情報の符号化における不可逆圧縮過程を前提にして、そこに保存量が定義できないかどうかを数値的・数学的に検証した。特に、情報理論でよく利用される行列モデルを分析したところ、復号の方法に強い制約条件を課さない限りは、一般的に保存量を構成するのは困難であることが判明した。一方、いわゆる粗視化の方法では、厳密に保存量が存在するような符号化の方法を提案することは容易だが、工学的な立場からの有効性は非常に低かった。最終的には、これに関連した計測と制御の問題について非自明な発見をできたので、その主要成果を国際学会で公表した。
ステータス | 終了 |
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有効開始/終了日 | 2012/04/01 → 2015/03/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥2,860,000
キーワード
- 情報理論
- 統計力学
- 不可逆過程
- 計測
- 保存量
- センシング
- データマイニング
- 不可逆データ圧縮
- 不可逆圧縮
- 推測統計
- 十分統計量
- 大偏差原理
- 情報統計力学
- 相転移