一両ごとの同位体と流跡線解析による大陸起源硫酸イオン輸送状況の精密解析

  • 佐竹, 洋 (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究概要

中国における、人為起源の二酸化硫黄放出量の地域分布を見ると、華中の揚子江北側の沿岸部が1平方km当たり5トン以上と最も高く、逆に中国東北部では、2トン以下と少ない。流跡線解析により、華中を通過した気団では硫黄同位体比が高く、東北部やシベリアから来た場合には低いという傾向が得られたが、このことは、中国における二酸化硫黄放出量の地域分布と見事に対応していた。
ステータス終了
有効開始/終了日1997/01/011997/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥2,000,000

キーワード

  • 酸性雨
  • 硫酸イオン
  • イオウ同位体比