レーザーを用いたトリチウム水からのHT直接回収技術の開拓

  • 雄治, 波多野 (研究代表者)
  • 谷, 正彦 (研究分担者)
  • 古屋, 岳 (研究分担者)
  • 山ノ井, 航平 (研究分担者)
  • 猿倉, 信彦 (研究分担者)
  • Kobayashi, Kaori (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

低濃度トリチウム水からトリチウム(T)を水素分子HTとして直接回収する技術は、将来の核融合炉排水からのトリチウム除去技術等として期待される。本研究では、トリチウム水分子HTO中のOH振動とOT振動のエネルギーに大きな同位体効果があることに着目し、レーザーを用いてOT結合のみを選択的に切断することを目指す。HTOのみを選択的に励起するため高いエネルギー効率が期待できる。また、本法ではリスクが高い高濃度トリチウム水は生成されない。一方で、対象とする圧力領域におけるHTO分子の光学特性についてはデータがほとんどなく、かつ対象とするHTOの濃度は著しく低く、極めて挑戦的な課題である。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2023/06/302026/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥25,870,000

キーワード

  • トリチウム
  • レーザー
  • 振動励起
  • 電子励起