ミエロイド系抑制性細胞の形質変化を利用した口腔癌に対する免疫ワクチン療法の開発

  • Tomihara, Kei (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究成果の概要

口腔癌担癌マウスを用いたミエロイド系抑制性細胞MDSCとその他の免疫抑制性細胞との相互作用についての解析では、腫瘍移植後の腫瘍組織内でMDSCが制御性T細胞(Treg)や腫瘍浸潤マクロファージ(TAM)などと同様に著しく増加していることが確認された。また、低用量の抗がん剤を投与した担癌マウスでは、腫瘍組織内では、樹状細胞上のCD80、CD86、CD40、CD54、CD83などのT細胞共刺激分子群の発現が増強し、また、腫瘍細胞表面上においても、T細胞共刺激分子やVCAM-1やP-selectinなど、免疫細胞の接着に関わる分子群の発現が増強していることも確認された。
ステータス終了
有効開始/終了日2013/04/012016/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,030,000

キーワード

  • 口腔癌
  • 免疫抑制性細胞
  • 抗腫瘍免疫
  • マウスモデル
  • 免疫抑制
  • 免疫
  • 免疫抑制細胞