ヒト羊膜細胞による心筋ペースメーカー細胞の樹立と新たなペーシング療法の開発

  • 三崎, 拓郎 (研究代表者)
  • 二階堂, 敏雄 (研究分担者)
  • FUKAHARA, Kazuaki (連携研究者)

プロジェクトの詳細

研究概要

現行のペースメーカー治療に替わる、新たな治療法として、羊膜細胞を用いたペースメーカー細胞治療を行うべく、ヒト羊膜細胞を高率に心筋へ分化誘導させる方法として、ヒト羊膜細胞からNanog陽性細胞を純化する方法、およびヒト羊膜細胞にOct4遺伝子を導入しより未分化な状態へと励起させる方法を開発した。いずれの方法においてもより高率よく、さらにより高度に心筋様に分化した細胞への変化が認められ、これらの細胞は、自動能にかかわるイオンチャネルや活動電位を伝搬させるGap junctionを形成するConnexinなどペースメーカー機能を有するにあたり必須と思われる構造を有しており、ヒト羊膜細胞によるペースメーカー細胞樹立の可能性が高まった。
ステータス終了
有効開始/終了日2008/01/012010/12/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥8,060,000

キーワード

  • 心臓大血管外科学