トラウマ記憶の形成に関わる大脳皮質神経ネットワークの実態解明

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

過剰な恐怖記憶の持続はPTSDの病態形成に深く関わると考えられている。これまでの研究から、強いトラウマ記憶が形成される際、皮質領域の記憶エングラム細胞の集団が新たな機能的ネットワークを形成し、恐怖記憶の情報処理を行う可能性を見出した。本研究では、PTSDの病態研究に広く用いられているsingle prolonged stressをマウスに適用し、トラウマ記憶の形成時に扁桃体外側核(LA)と聴覚皮質(AC)、内側前頭前野(mPFC)などの皮質領域間で形成される新たな機能的ネットワークの実態を組織学、行動解析、化学遺伝学、in vivoカルシウムイメージング方法を用いて明らかにする。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2025/04/012028/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000

キーワード

  • トラウマ記憶
  • 記憶エングラム
  • 神経回路
  • 大脳皮質