プロジェクトの詳細
研究概要
第二に、産業構造に伴う雇用動態に関しては、ロシア連邦レベルでは、サービス産業の勃興などが工業部門の雇用減少を相殺するように、雇用を生み出す傾向が見られ、市場経済化の当初の期待に沿う雇用調整が進んでいるかのように見えるが、シベリアのような地域労働市場では、基幹産業たる工業の衰退が地域雇用を減少させると同時に、本来勃興すべきサービス産業でさえも地域雇用を生み出さない状況であることを、明らかにした。年齢別の雇用調整の進展を見れば、明らかに若年者層の失業問題が比重を増すようになり、今後、若年者層の失業問題に取り組むべきという課題も発見できた。
ステータス | 終了 |
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有効開始/終了日 | 2001/01/01 → 2002/12/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥1,500,000
キーワード
- ロシア
- シベリア
- 雇用
- 労働市場
- 国際情報交換
- ノヴォシビルスク
- 強制移民
- 地域格差
- サービス経済化
- 機械工業