シナプス誘導シグナルのインバランスに起因する社会性障害の多階層的理解

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

NLGN3はシナプス後部のオーガナイザーであり、NRXN1-3(古典経路)およびPTPRD(非古典経路)を介してシナプスを誘導する。これまでに、古典経路が減弱すると社会性発達が促進され、非古典経路が減弱すると社会性発達が抑制されることが明らかになっている。本研究ではNLGN3の古典経路と非古典経路によるシナプス誘導バランスの変調を端緒として引き起こされる社会性関連病態について、タンパク質の構造・シナプス・神経回路・行動に至るまでの各階層からそのメカニズムを包括的に理解する。
ステータス終了
有効開始/終了日2021/06/282023/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥5,980,000

キーワード

  • シナプス形成
  • シナプスオーガナイザー
  • シナプス
  • 神経発達障害
  • シナプス誘導
  • シナプス接着因子
  • 社会性発達