プロジェクトの詳細
研究概要
シダ類と針葉樹において、chlL遺伝子とchlN遺伝子の転写パターンをノーザンハイブリダイゼーションによって分析し、両遺伝子の発現様式を解析した。(1)暗所でワラビ・ホウライシダの胞子から原糸体を生育させた場合、いずれの場合も、chlLとchlNの両者の転写産物が検出され、それぞれのコード領域から予想されるサイズであった。一方、転写産物の蓄積量は、それぞれを明所で生育させた場合と顕著な差がないことが明らかになった。以上の結果は、クロマツの芽生えにおいてもまったく同様であった。(2)カラマツを暗所で発芽させると、クロマツの芽生えの場合と違って、黄化芽生えになるにもかかわらず、カラマツでも、chlLとchlNの両遺伝子とも転写産物が検出された。しかし転写産物のプロセジングが異常となっていることがわかった。
ステータス | 終了 |
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有効開始/終了日 | 1993/01/01 → 1995/12/31 |
資金調達
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥2,200,000
キーワード
- シダ植物
- 針葉樹
- ダ-ク・グリーニング
- クロロフィル合成
- chl遺伝子群
- 葉緑体遺伝子
- RNAエディテング
- 分子生物学
- 針葉樹類
- chlL,N,B遺伝子
- RNAエディティング
- ダーク・グリーニング
- chlL遺伝子
- Fern
- Coniferous plants
- Dark greening
- Light-independent chlorophyll biosynthesis
- chlL
- chlN
- Plastid genes
- RNA editing