コスモポリタンとしてのオスカー・ワイルド――『獄中記』受容の脈絡をめぐって

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

本研究は、ワイルドについての「アイルランド人作家」という評価を問い、「コスモポリタン」としての作家像を析出する試みである。その目的のため『獄中記』をめぐるショー、イェイツ、ジョイスのワイルドについての評言を取り込み、その背景を探ることにする。いずれの作家も多数の作品を残し、研究期間も限られている。この実情に鑑み、1905年に刊行されたワイルドの人生や文学を統括する告白としての書簡、『獄中記』に絞って考察を進め、成果につなげたい。『獄中記』をめぐる各作家の評言を手がかりにし、それぞれの評言の背景を検証し、コスモポリタンとしてのワイルド像を具体化する。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2023/04/012026/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥2,470,000

キーワード

  • オスカー・ワイルド
  • ジョージ・バーナード・ショー
  • 『獄中記』
  • G.B.ショー
  • W.B.イェイツ
  • ジェイムズ・ジョイス