エタノール発酵糸状菌の二形性化を利用した単細胞化制御と糖化発酵同時進行への応用

  • 星野, 一宏 (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究成果の概要

エタノール発酵糸状菌をエタノール生産へ適応させるため際の問題点である形態を制御するために、外部環境の変化による二形性のメカニズムを解明するとこと、単細胞化したエタノール発酵糸状菌を活用した糖化発酵進行を検討した。その結果、細胞内のErgosterol生合成の阻害とcAMPの蓄積が、単細胞化を促すことを見いだした。さらに、添加剤としてカフェ酸の添加は、エタノール発酵能を低下させず、形態変化を起こさない有効な試薬であることを見いだした。カフェ酸を添加したセルロースの糖化発酵同時進行を行った結果、5.4 g/Lのエタノールを直接生産することに成功した。
ステータス終了
有効開始/終了日2012/04/012015/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥5,330,000

キーワード

  • エタノール発酵
  • 接合菌
  • 二形性
  • バイオマス
  • 形態変化
  • 糖化発酵同時進行
  • 糸状菌
  • セルラーゼ
  • 加水分解酵素