アリル位ジェミナルメタロイド遷移金属中間体形成を鍵とする新規分子変換反応の開発

  • 堀野, 良和 (研究代表者)

プロジェクトの詳細

研究成果の概要

本研究では,メタロイド基を持つアリルアセテートとパラジウム触媒から生成するα-メタロイド置換-σ-アリルパラジウム中間体を利用した新形式の三成分連結反応の開発とα-メタロイド置換-σ-アリルパラジウム中間体の性質の理解に基づいた反応機構の解明を目的として研究に取り組んだ。スタニル官能基をもつアリルアセテートとアルデヒドとトリアルキルホウ素反応剤との反応では,E体のホモアリルアルコールが立体選択的に得られた。ボリル官能基をもつアリルアセテートとアルデヒドとアリールスズとの反応では,配位子ならびに溶媒の選択によりE体とZ体のホモアリルアルコールをそれぞれ立体選択的に合成する触媒的手法を見出した。
ステータス終了
有効開始/終了日2015/04/012018/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥5,070,000

キーワード

  • パラジウム
  • ホモアリルアルコール
  • アリル化反応
  • 不斉転写
  • アリルパラジウム
  • 三成分連結反応
  • アリルボラン
  • アリルホウ素
  • アリルスズ
  • カップリング反応
  • ホウ素
  • スズ