アトピー性皮膚炎の痒み発生への皮膚アスパラギン酸プロテアーゼSASPaseの役割

  • Andoh, Tsugunobu (研究代表者)
  • Takeshi K., Matsui (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究成果の概要

アトピー性皮膚炎マウスモデル皮膚のプロテオーム解析により見出されたアスパラギン酸プロテアーゼSASPaseのアトピー性皮膚炎における痒みへの役割を検討した。SASPaseは,アトピー性皮膚炎マウスモデル皮膚においてその発現が増加しており,それ自身が痒み因子であることを見出した。SASPaseの発現が主に表皮であり,さらに末梢神経の終末が,表皮内まで伸展していた。我々は,SASPaseが,神経反発因子を切断することを見出した。以上の結果から,SASPaseは,アトピー性皮膚炎における痒み因子の一つであり,さらに皮膚感受性増大に関与する神経伸展に重要な役割を担っていることが示唆される。
ステータス終了
有効開始/終了日2013/04/012016/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥5,070,000

キーワード

  • 痒み
  • アトピー性皮膚炎
  • SASPase
  • プロテアーゼ
  • indinavir
  • 神経活動
  • 抗ヒスタミン薬