アストロサイトにおける水チャンネルを介した脳機能制御とその破綻

  • 大橋, りえ (研究代表者)
  • Takao, Keizo (研究分担者)

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

体内の様々な器官における水分量の調節は生命維持に不可欠である。脳も例外ではなく、脳内の水分量調節機構の破綻は神経疾患を引き起こすことが示唆され始めている。申請者らは独自のin silico解析から、統合失調症の脳内における遺伝子発現変化が水チャンネルを形成するアクアポリン (AQP) 欠損によってもたらされる可能性を見出した。本研究では、脳のアストロサイトにおいて主に発現するAQP4に着目し、その機能欠損と統合失調症との関連についてマウスを用いて明らかにする。脳内での水チャンネル制御という、既存の研究とは大きく異なる視点から、統合失調症の病態解明を目指す。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2025/04/012028/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000

キーワード

  • 水チャンネル
  • アクアポリン
  • アストロサイト
  • 統合失調症
  • 網羅的行動解析