アクアポリンを標的とした乳癌休眠細胞の再活性化・転移・再発機構の解明

プロジェクトの詳細

研究開始時の研究の概要

乳癌による死亡原因のほとんどは転移によるものであり、転移を抑制する機構の解明が待望される。私達はこれまでの研究で、細胞の水チャンネルであるアクアポリン(AQP)がアポトーシスおよび化学療法感受性と深く関連していることを明らかにしてきた。AQP1は癌細胞の迅速な周囲組織への浸潤性増殖に加え、腫瘍血管新生の亢進にも関与し、癌の転移形成に重要な働きをすることが知られている。癌の上皮間葉転換(EMT)にPTENおよびAQP5が関与し、microRNAとしてはmiR-21が鍵となることは過去の研究で報告した。本研究では、休眠維持・破綻状態を誘導するmicroRNAの同定を目指す。
ステータスアクティブ
有効開始/終了日2024/04/012027/03/31

資金調達

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000

キーワード

  • 乳癌
  • 転移
  • 再発
  • アクアポリン