アイドリング脳研究の新しい方向性にアプローチする。重要な課題、①アイドリング脳の情報処理メカニズム、②潜在意識下に存在する忘却記憶の痕跡がその後の行動に影響を与えるメカニズム、③アイドリング脳で処理され潜在意識下に存在する情報が意識に上るメカニズム、について神経科学的なアプローチを取り、主にニューロン活動と神経回路のメカニズムを明らかにする。得られる成果は潜在意識下の脳機能の理解に繋がると同時に、脳が本来持つ潜在的な能力をさらに引き出すことが期待できるなど、将来的には大きな波及効果が見込まれる。(睡眠中や休息中でも脳が活動状態であることを示すために「アイドリング」という単語を使用している)