【論文】市民公開講座「認知症本人と家族介護者の語り」の概要と質問紙調査からの知見

Translated title of the contribution: 市民公開講座「認知症本人と家族介護者の語り」の概要と質問紙調査からの知見

青栁 寿弥*, 青木 頼子, 新鞍 真理子, 竹内 登美子

*Corresponding author for this work

Research output: Contribution to journalArticlepeer-review

Abstract

認知症本人と家族支援のための「健康・病い・介護体験」Webサイトの構築-に関する研究活動の中間報告として、市民公開講座を開催し、終了後のアンケート結果の分析から、公開講座に参加した理由、講座内容で印象に残ったこと、本研究に期待すること及び今後の課題を明らかにした。参加者157名のうち82名より回答があり、「他人事ではないと思い、興味を持った」が36.4%と最も多い参加の理由であった。また、参加者の79.5%が、「認知症者の語り」、「家族介護者の体験談や事例」といった認知症者の語りや、ビデオ映像による家族介護者の語りが印象に残ったと回答し、当事者の生の声は、参加者にとって認知症者と家族介護者に対する理解を深めるための重要な役割を果たすと考えられた。今後の課題として、参加者は、認知症に関する幅広い情報や具体的な情報を求めており、それらを満たす内容のWebサイトの構築が早急に求められていることが推察できた。(著者抄録)
Translated title of the contribution市民公開講座「認知症本人と家族介護者の語り」の概要と質問紙調査からの知見
Original languageJapanese
Pages (from-to)93-99
Number of pages7
Journal富山大学看護学会誌
Volume12
Issue number2
StatePublished - 2012/12
Externally publishedYes

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