若手教員の図画工作科授業力の向上を支えるために: 実技教科としての位置づけを踏まえて

Translated title of the contribution: Supporting Improvements in Young Teacher’s Capacity to Deliver Art and Handicraft Classes

隅 敦

Research output: Contribution to journalArticlepeer-review

Abstract

団塊の世代の教員が大量退職し,全国で若手教員が増え続けており,その育成は急務である。しかし,“主要教科”に比して図画工作科を含む“実技教科”の授業力向上の研修の機会は少なく,いかにして若手教員が実技教科を指導しているのか,課題を克服しながら実践をしているのか,その実態を把握する必要がある。そこで,若手教員の授業ビデオ記録と聞き取り調査を行い,それらを分析した上で視覚化し,浮かび上がった内容を整理した。その結果,教員養成段階で求められる要件として,授業ビデオ記録から「授業における適正な時間配分」を認識させることや「子供との関わりを重要視した発話の吟味」が必要なこと,聞き取り調査から「熟達教員による示範授業の実施」,「実技教科の指導用資料の配備」,「ICT機器の活用方法についての指導」,「教科書及び指導書に基づいた指導方法」の教授や「実技教科で求められる技能」を修得させることなどが整理できた。
Translated title of the contributionSupporting Improvements in Young Teacher’s Capacity to Deliver Art and Handicraft Classes
Original languageJapanese
Pages (from-to)167-183
Number of pages17
Journal美術教育学:美術科教育学会誌
Volume39
Issue number0
DOIs
StatePublished - 2018

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