Abstract
投資の在り方の重要性は、SDGsの目標17に大きくかかわる。投資家に何を求めるのか、そこまでの法的責任または責務を課すことができるのかについては、議論の余地があるものの、「投資家はお金の流れの起点となる」存在である。そのため、「被支援者にとって問題解決のパートナーとなりうる」といえる。ゆえに、「良い資金の流れを少しでも太くする」ためにも、投資家の言動は、より重要な意味をもってきている。こうした流れを受けてボンドが誕生してきている。例として、ソーシャル(インパクト)ボンド(社会貢献債)、グリーンボンド、サスティナビリティボンド(SDGs債)というものである。ただし、新しいのは「見え方・見せ方」、「ラベリング」「従来の債券との差別化」がなされているからである。本稿では、これらのボンドの意義と問題点等について検討した
Original language | Japanese |
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Pages (from-to) | 459-465 |
Journal | 国際商事法務(IBL) |
Volume | 47(4) |
State | Published - 2019/04 |