Abstract
本研究では、幼保連携型認定こども園の年長児を対象に、地震の際の避難を中心とした防災教育プログラムを実施した。幼児が災害の種類に応じて自分の身を守る姿勢を学ぶ内容や、避難の際の安全の確保の方法などを学ぶ内容などを、設定保育の時間を用いて3回にわたって実施した。行動観察と保育者への聞き取り調査の結果、災害の種類や内容に関する関心が高まり、避難訓練の際には安全を確保する姿勢や行動が習得されつつあることが示された。今後は、利用しやすい教材の開発や、低年齢の幼児にあったプログラムの開発が必要である。
Original language | Japanese |
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Pages (from-to) | 75-93 |
Number of pages | 19 |
Journal | 教育実践研究 : 富山大学人間発達科学研究実践総合センター紀要 |
Volume | 14 |
State | Published - 2019/12/23 |