Abstract
いわゆる「学生無年金問題」を国民年金法改正経緯と、区別の合理性の司法審査について論じたものである。地裁判決は先の非嫡出子(婚外子)差別違憲訴訟をひきつつも「合理性の基準」よりは綿密な検討をしており評価できるが、高裁判決および最高裁判決は「厳格な合理性の基準」をもちいるべきであったというのが筆者の主張である。
Original language | Japanese |
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Pages (from-to) | 44-49 |
Journal | 人間環境学研究 |
Volume | 6(1) |
State | Published - 2008/04 |