トイレットペーパーによるインタラクション: 参加型作品インタフェースへの一考察

西澤 渚, Hidekazu Tsujiai*

*Corresponding author for this work

Research output: Contribution to journalArticlepeer-review

Abstract

本作品は,光センサー,LED,Gainer を使用する.鑑賞者がトイレットペーパーを引き出すと,トイレットホルダーの上にFlash アニメーションが流れるという参加型作品である.LED から発せられる明暗の差をGainer に繋がった光センサーが読み取り,Flash にデータを送る.Flash アニメーションはプロジェクタを通してトイレットホルダーに投影されるという構成になっている.そして本作品は,鑑賞者の動作を迷いなく導くためにインタフェースの選定に重点を置いている.日常の簡単な動作を取り入れたいため,日常で紙を引き出しているトイレットペーパーをインタフェースとして選定した.鑑賞者がトイレットペーパーを引き出すだけで作品からのレスポンスがあるため,人間とコンピュータが自然と接することができる作品に仕上げた.鑑賞者とインタフェースをスムーズに繋ぐことを考察した.
Original languageJapanese
Pages (from-to)11-14
Number of pages4
Journal図学研究
Volume44
Issue number2
StatePublished - 2010/06

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