Abstract
インターネットを通じて,人々はそれまでのマスメディアからの受動的な情報だけではなく,能動的にモノの情報を収集するようになった。結果として多様化する消費者の価値観に対応すべくSNS をはじめ,新しい情報を発信しやすい仕組みが構築され,企業も常に新しい情報を提供する必要に迫られている。このような時代に対応する中で,モノを巡る技術革新のスピードが進展したことにより製品ライフサイクルの短縮化がもたらされたと公的には説明されている。しかし,筆者は技術革新が直接ライフサイクルの短縮化に繋がるかのような説明に疑問を抱いた。本稿ではその検証を通じて,デジタル時代のデザインと消費の関係を考察した。
Original language | Japanese |
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Pages (from-to) | 31-42 |
Number of pages | 12 |
Journal | 富山大学人間発達科学部紀要 = Memoirs of the Faculty of Human Development University of Toyama |
Volume | 14 |
Issue number | 1 |
DOIs | |
State | Published - 2019/10/25 |