Abstract
【目的】ストーマ保有者のストーマセルフケア能力評価尺度を開発する。
【方法】日本オストミー協会所属のストーマ保有者に無記名自記式質問紙調査を実施した。解析は、ストーマセルフケア能力評価項目について、項目分析、探索的因子分析、Cronbachのα係数の算出、外的基準との単相関分析を行った。
【結果】241名(有効回答率:24.1%)を分析対象とした。ストーマセルフケア能力評価項目47項目中、項目分析で10項目、探索的因子分析で10項目を削除し、「基本的なストーマ管理」、「ストーマ管理による社会生活の維持」、「ストーマ管理に関連した適切な評価」の3因子27項目を抽出した。因子毎のCronbachのα係数は、0.819~0.890で内的整合性を認めた。外的基準との単相関分析では、相関係数の最大値が0.623、ほとんどが0.3未満であり、明らかな相関関係は認めなかった。
【結論】ストーマセルフケア能力評価尺度を開発したが、その信頼性と妥当性に関しては、今後更なる検討が必要である。
Translated title of the contribution | Development of stoma self-care ability evaluation scale for ostomates |
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Original language | Japanese |
Pages (from-to) | 74-84 |
Number of pages | 11 |
Journal | 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会誌 |
Volume | 37 |
Issue number | 3 |
DOIs | |
State | Published - 2021 |