アメリカ合衆国におけるいわゆるパピーミル規制と個体識別措置について(環境省請負調査)

Research output: Working paper

Abstract

動物愛護管理法改正に向けての、先進国における法制度調査である。本報告書では、(1)はじめに日本国内法制のパピーミル規制および個体識別措置立法の動きを念頭におきながら、(2)近年のアメリカ合衆国(以下、「アメリカ」または「米国」という。)の犬および猫を中心とするペット動物の保護管理法制の中心に位置する動物福祉法(AWA : Animal Welfare Act)を概観し、(3)いわゆるパピーミル(puppy mill:大量繁殖業者, large-scale commercial dog breeding operation )規制、(4)インターネット販売に係る規制および(5)マイクロチップ装着が奨励される個体識別に係る法規制の動向を紹介・説明する。基本的には、アメリカの連邦法である動物福祉法の概説からはじめ、管見による州法における規制内容について紹介することになる。
 以上を踏まえ、わが国における今後の制度設計のあり方を考える上で参考になりそうな点をいくつか指摘した。
Original languageJapanese
Pages3-36
StatePublished - 2018/03

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