T細胞性血液がんのCD26を標的とする新たな遺伝子改変がん免疫療法の開発

Project Details

Outline of Research at the Start

CD26は、胸膜中皮腫や腎がん、T細胞性血液がんなどに発現し、CD26に対するヒト化抗体YS110の効果と安全性は、胸膜中皮腫や腎がんを対象とした臨床試験で示されている。一方で近年、CAR-T細胞療法が開発され、B細胞性血液がんを対象としてすでに実臨床へ導入されている。一方、いくつかの新薬にも関わらずT細胞性血液がんは依然として極めて予後不良のままである。そこで研究代表者らはYS110の可変領域配列を利用してCD26 CARを開発し、T細胞性血液がんに対するCAR-T細胞療法としてその効果を報告した。本研究では第3世代CD26 CARを用いたCAR-NK細胞療法の有用性を検討する。
StatusActive
Effective start/end date2024/04/012027/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000.00

Keywords

  • CD26
  • CAR-T
  • CAR-NK