Project Details
Outline of Research at the Start
4員環を有するヘテロベンゾシクロブテン(ヘテロ BCB)は、歪みに由来する特異な反応性から注目されている一方で、構築手法が十分に確立されていないため有用性を実証できていない。したがって一般性の高い構築法の確立とその反応性の解明は重要な研究課題である。本研究では、「2波長連続光反応」を基盤として様々な置換基やヘテロ原子を有するヘテロBCBを構築し、ライブラリーの拡充を図る。また、本反応とヘテロBCBの分子内Diels-Alder反応を鍵としたハレナキノールアナログの網羅的全合成へと展開する。これまで未開拓であったヘテロBCBの反応性を解明することでビルディングブロックとしての有用性を実証する。
Status | Active |
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Effective start/end date | 2025/04/01 → 2028/03/31 |
Funding
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥2,100,000.00