魚類下垂体ホルモンのソマトラクチンの分泌と合成に及ぼす視床下部ホルモンの影響

  • 東, 森生 (Principal Investigator)

Project Details

Abstract

その結果、SL-α産生細胞は黒背地において肥大し、一方で、SL-β産生細胞は白背地において肥大していた。すなわち、SL-α産生細胞とSL-β産生細胞は背地色に応答し、相反して活性化することが示唆された。一方、SL-αとSL-β両方を産生する細胞の形態に背地色の影響は認められなかった。キンギョの初期発生段階における免疫組織学的観察の結果、SL-αとSL-β両方を産生する細胞は最初に発生するSL産生細胞であることが明らかとなった。SL-αとSL-β両方を産生する細胞の発生以降にSL-α産生細胞やSL-β産生細胞が出現することから、SL-αとSL-β両方を産生する細胞は、SL-α産生細胞やSL-β産生細胞へと分化する未分化な細胞であることが示唆された。
StatusFinished
Effective start/end date2010/01/012012/12/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥2,100,000.00

Keywords

  • キンギョ
  • 下垂体
  • 腺性下垂体ホルモン
  • ソマトラクチン
  • 免疫組織化学
  • PACAP
  • レーザーマイクロダイセクション法
  • 免疫染色
  • 体色調節
  • 下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド
  • 細胞内情報伝達