階段を用いた運動プログラム作成のための基礎的研究

  • 山地, 啓司 (Principal Investigator)

Project Details

Abstract

(1)Vo_2-HR直線はトレッドミル走・歩行および階段式トレッドミル昇行の三運動様式にほとんど差がなかった。なお、階段式トレッドミル昇行時のVo_2とHRとの回帰直線はHR(beats/min)=66.3+2.46Vo_2(ml/kg・min)(γ=0.77)であった。(2)Vo_2max改善の下限の運動強度が40〜50%Vo_2maxであることが知られているが、それは階段式トレッドミル昇行時では心拍数が120〜135拍/分に相当する。ただし、HR-%Vo_2maxの直線は、HR(beats/min)=69.76+1.27%Vo_2max(%)(γ=0.72)となった。(3)階段式トレッドミル昇行中に生ずる休息欲求はSteppingスピ-ドと密接な関係がある。すなわち、steppingスピ-ドが速くなくにつれて、休息欲求が生じた時点の%Vo_2maxが高い。(4)各stepping・スピ-ドにおける作業時間は作業回数が増えるにしたがって短縮した。これらの作業時間の長さと休息欲求が生じた時の%Vo_2max、%HRmaxなどとの間に密接な相関関係が認められなかった。(5)これらの作業時間の長さと個人のモ-ズレイ性格検査における外向性尺度(E)との間に統計的に有意な負の相関関係が認められた。
StatusFinished
Effective start/end date1989/01/011989/12/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥1,800,000.00

Keywords

  • 階段式トレッドミル
  • 運動プログラム
  • Stepping作業
  • 休息
  • 最大酸素摂取量(Vo_2max)
  • 酸素摂取水準(%Vo_2max)
  • 酸素負債閾値(AT)
  • モ-ズレイ性格検査