Project Details
Abstract
ヒドラの顕微鏡画像を新規購入のコンピュータに取り込み,2値化処理を行いヒドラを抽出し,この2値化されたヒドラの特徴量を算出した.ヒドラの抽出について,ヒドラは5〜7本の触手と体部からなるが触手は細く光を通すため背景と区別するのが困難であるという課題があった.従来画像処理工学で用いられる判別分析法では約50%の確率で触手が欠落するが,視覚情報処理モデルを用いることによって90%以上の確率で触手を抽出できた.特徴量の算出について,抽出されたヒドラの触手の長さ,凹凸の度合い等の特徴量を算出し,n次元の超平面で応答と非応答に分類した結果,観察者による分類結果との相関が0.8〜0.9という結果を得た.今後は,このアルゴリズムを用いて自動計測システムを実用化することが課題である.
Status | Finished |
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Effective start/end date | 1996/01/01 → 1996/12/31 |
Funding
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥1,100,000.00
Keywords
- 視覚情報処理モデル
- ヒドラ
- バイオアッセイ
- 生理活性物質
- 2値化