視知覚とワーキングメモリの比較照合過程の解明

Project Details

Outline of Research at the Start

視覚の重要な機能は、さまざまな物体を比較し差異や同一性を認識することである。例えば、我々は果物の色や形を見比べて好きなものを手に取る。また子どもは、犬や猫の特徴を見比べて動物のカテゴリを学習する。これらの比較は、眼球運動や注意の移動によって物体を一つ一つ見ることで行われる。そこでワーキングメモリは、先に見た内容を一時的に記憶し、現在の知覚内容との比較照合を進める役割を担う。しかし比較照合が、実際に「どのように」行われるかはほとんど明らかにされていない。そこで本研究では、心理学実験と脳波実験を通じて比較照合過程のメカニズムを明らかにすることを目的とする。
StatusActive
Effective start/end date2023/04/012026/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000.00

Keywords

  • 記憶
  • 知覚
  • ワーキングメモリ